パーソナルジムは体を鍛えるだけでなく、ダイエットするための食事管理サービスも受けられます。
どんな食材を食べたら良いか教えてくれたり、毎日の食事をチェックしてくれますよ。
でも「別に食事なんて自分で管理すれば良くない?」と思う人もいますよね。
実はプロに食事管理してもらうメリットは多く、ダイエットの成功率も全く変わるんです。
「よし、10kg体重を落として生まれ変わるんだ!」と思った時に、1番大事なのは食事です。
ハードに運動すれば痩せるのも本当ですが、痩せる効率の良さは食事制限のほうが上なんですね。
痩せたいならどうして食事制限をしなくちゃダメなのか、まずはその理由から説明したいと思います。
1kg体重を落とすためにカットするカロリーは、なんと7,000kcalにもなります。
運動で燃やせるカロリーはせいぜい1時間ウォーキングしても200kcal前後です。
なんと、35時間も歩いてやっと1kgダイエットできる計算なんですね。
しかもカレーやトンカツ定食のカロリーは1,000kcalもあります。
こってりしたメニューだと、5時間分のウォーキングのカロリーが1食で吹き飛ぶんです。
計算してみると、運動だけで痩せるのは難しい事がわかりますね。
でも、ご飯を食べないと栄養が不足して病気になってしまいます。
そこで大事なのが、必要な栄養は確保して、カロリーと糖質を抑える事なんですね。
糖質は大事なエネルギー源になる栄養素ですが、使い切れずに余ると脂肪に変わる厄介物です。
逆に、糖質が足りなくなれば脂肪を分解してふたたび糖質に変えてエネルギーにする性質があります。
だから糖質カットはダイエットにとても有効なんですね。
パーソナルジムでは、糖質カットの食事方法を丁寧に教えてくれるんです。
ただ、低糖質の食事を作るのはとっても知識が必要です。
糖質が多く含まれるのはご飯やパンなど炭水化物ですが、それ以外にも要注意な食べ物がたくさんです。
お砂糖はもちろん、果物、ごぼうや人参などの根菜も実は糖質がたっぷりなんですね。
野菜にまで糖質がいっぱいなんて、何を食べたらいいのかわからなくなってしまいます。
しかも、炭水化物だけを抜く糖質制限だと、ダイエットをやめた途端にリバウンドする危険もあるんです。
あとで説明しますが、糖質制限の世界はあまりに奥が深く、プロの知識が必要なんですね。
だから、2ヶ月だけでもパーソナルジムで食事制限と糖質カットの方法を習ったほうが間違いがありません。
ダイエットや筋トレのための食事管理はかなりの栄養知識が必要です。
それに、つい食べ過ぎたり食事制限が辛くて逃げてしまうメンタルの問題もあります。
パーソナルジムなら、そんなダイエットが失敗する理由がまるごと解消できるんですよ。
ダイエットの挫折やリバウンド対策まで、パーソナルジムに行けば予防できるんですね。
パーソナルジムではどんな食事管理サービスが受けられるのか、詳しく説明したいと思います。
知識がなくても「この食材は良し、これはダメ」と指定してもらえば、糖質カットの食事は作れます。
ジムに入会すると、食べて良い食材とダメな食材のリストがもらえるんですよ。
あとはリストから食材を選んで、買いものをして、料理すれば完璧です。
毎日低糖質な食材リストと睨めっこしていれば、自然と食べて良い食材が頭に入ります。
痩せる食事を作る知識とセンスは一生ものなので、リバウンドも防げますよ。
ただし、どんな食材を食べればいいかわかっていても続かないのがダイエットです。
「面倒だからカップ麺や菓子パンでいいや」となっては、いつまでも痩せられません。
そこで、多くのパーソナルジムでは毎日食べた食事の報告を義務付けているんですね。
スマホで撮った写真を送るだけのジムもあれば、指定のノートに記入するジムもあります。
「トレーナーさんをガッカリさせちゃいけない!」と思えば、頑張って食事を作れますね。
しかし、最初からうまく低糖質の食事が作れるとは限りませんし、食べ過ぎる事もあります。
そんな時もパーソナルトレーナーは叱ったりせず、全力で励まして褒めてくれるんです。
「次は頑張りましょう」「少し食べ過ぎですが、料理はちゃんと作れてますね!」と気分を上げてくれますよ。
実はパーソナルトレーナーはメンタルケアの研修を受けた人が多く、挫折しないよう励ます技術があります。
ひとりでは頑張りきれない食事制限も、トレーナーの見守りと支えがあれば頑張れるはずです。
詳しくは後で説明しますが、パーソナルジムによって食べて良い食材のリストは変わります。
全員に同じ食材リストを渡すジムもあれば、その人の体質に合わせてリストを作るジムもあるんです。
遺伝子検査や三次元ボディスキャンなど、機材や検査で体質を調べて食材リストを作るジムは特に狙い目です。
実は体質によって太る食材が違うので、体質に合わせた食事管理のほうが効率良く痩せるんですね。
自分専用に作ってもらったダイエット食材リストは、一生の宝になりますよ。
食事指導が充実しているパーソナルジムはどこなのか、痩せたい人はすぐにでも知りたいですよね。
そこで、食事指導で痩せられるジムの条件と、おすすめのパーソナルジムも紹介したいと思います。
とにかく本気で痩せる、2ヶ月で5kg以上絞りたい!と思うなら、糖質制限がしっかりしているジムがおすすめです。
中でも糖質カットでダイエットを次々成功させているのが、あの有名なライザップなんですね。
その人の3Dボディスキャンの結果や13万人分のダイエット例からAIが体質を判断、最適な食事を教えてくれます。
自分の体質なら何を食べたらよいか、一生ものの知識が手に入るのもライザップの魅力ですね。
毎日の食事報告も食べたものを撮影してアプリで送るだけなので、報告の手間が少ないですよ。
女性のダイエットなら、リボーンマイセルフも食事指導がしっかりしています。
プチ断食と厳しめの糖質制限で、しっかり体重を落とす事ができますよ。
オプションの遺伝子検査で自分の体質もわかるので、より効率よく痩せられる食事指導なのが魅力です。
食事報告は専用ノートに手書きするスタイルなので、トレーナーさんとの交換日記みたいで楽しいですね。
中には、食事制限がゆるやかなパーソナルジムが良い人もいますよね。
そんな人に、食事制限するか自由に選べる24/7ワークアウトが人気なんです。
食事について相談したい時だけパーソナルトレーナーに質問するスタイルも良いですよね。
きつい食事管理は無理!という人でも通えるパーソナルジムです。
糖質制限がきっちりしているジムは、ダイエットしたい人にかなり魅力的ですね。
しかし、気になるのが「低糖質なメニューって何を食べるの?」という事です。
ダイエット用の食事というと、少ない、まずい、野菜ばっかりというイメージがありますよね。
実はそうでもなく、けっこうボリューミーでお肉たっぷりな食事でも痩せられるんです。
食材 | 低糖質な食材 | 注意したい食材 |
---|---|---|
主食 | 玄米・ライ麦・そばならOKな場合も | 白飯・白パンは禁止・芋や豆類にも注意 |
肉 | 赤身の牛肉・鳥むねやささみなど | 脂身の多い肉は禁止 |
魚 | 切り身・刺身・イカ・タコなど | 缶詰・かまぼこ・ソーセージ |
卵・乳製品 | 卵・チーズ・バター・糖質0のヨーグルト | 生クリーム・ヨーグルト |
野菜 | キャベツやブロッコリーなど葉野菜・アボカドが最適 | トマトやナスなど果菜類・ごぼうや人参など根菜類・アスパラや玉ねぎなど茎菜類は食べる量に注意 |
お酒 | ジン・ウイスキーなどの蒸留酒 | ビールや日本酒などの醸造酒は禁止 |
間食 | プロテインドリンク・ナッツ・チーズ・コンビニなどの低糖質スイーツ | 生クリームや砂糖たっぷりのお菓子類は厳禁! |
意外なものが低糖質だったり、ヘルシーだと思ってたものが太りやすい食材だったりするんです。
どうしてこのリストの通りになるのか、詳しく説明しますね。
まず低糖質の食事が辛い理由に、お米や麺類、パンが食べられない事があります。
お米などの炭水化物には糖質がたっぷり、エネルギーにもなりますが太るんです。
特に白米や白パンは糖質の吸収が良く、大量の糖質が一気に血液中にばらまかれます。
そうなると、使い切れずに糖質が余るので、脂肪に変わって太るんですね。
しっかり痩せるなら、ご飯やパンは2ヶ月前後おあずけにするのが良いでしょう。
ただ、ゆるやかに痩せるなら、低GI食材ならご飯やパンも食べてOKな場合もあります。
低GIとは、糖質がゆっくり吸収される食べ物で、玄米やライ麦パンがそうです。
血液中に少しずつ糖質が流れ出ると、余る事なくエネルギーに変えられるので脂肪になりにくいんです。
例えば、一気に水を流すと洗面台が溢れるけど、少しずつ流せば全て流れるのと同じですね。
きれいに残さず糖質を燃やすから太りにくい、低GIの食材を取り入れるジムも増えています。
でも、ご飯やパンを控えたら何でお腹をいっぱいにすれば良いの?と思ってしまいますよね。
実はお肉なら糖質が少なく、糖質制限中に食べても問題ない食材なんです。
白米はご飯茶碗1杯で50g前後も糖質がありますが、牛のロース肉は100gで糖質が0.2gしかありません。
しかもお肉は筋肉の材料であるタンパク質や、脂肪燃焼を助けるアミノ酸の宝庫です。
つまり、ステーキや焼き肉、しゃぶしゃぶは糖質制限中に最高のメニューなんですね。
ダイエット中こそ、ちょっと贅沢しておいしいお肉をたっぷり食べるのが良いんです。
また、魚介類も糖質が控え目なので、どんどん食べたい食材です。
生魚なら切り身で0.5g程度の糖質なので、かなり低糖質なんですね。
中でもイカやタコは糖質が少ないですし、歯ごたえがあって満足感が高い食べ物です。
ただ、魚でもかまぼこや魚肉ソーセージ、缶詰は糖質が多めになります。
切り身を焼いたりお刺身で食べたり、生の魚を料理すると良いでしょう。
また、冷凍シーフードミックスを冷凍庫に常備しておいても便利ですね。
そしてダイエットに良い食材の王様といえば、やっぱり野菜ですよね。
ダイエット中に食べるなら糖質が少なくてお腹がいっぱいになる、葉野菜が良いんです。
レタスやキャベツ、白菜はもちろん、ブロッコリーも実は葉野菜に入ります。
白菜たっぷりのお鍋、じっくり焼いたキャベツやブロッコリーなど、ボリューム満点ですよ。
低糖質なアボカドもおすすめなので、こってりした味も楽しみましょう。
痩せたい時に野菜を食べるなら、葉野菜とアボカドが正解なんですね。
ただ、野菜=糖質が少ないというわけでもありません。
実はごぼうや人参など根菜はちょっと糖質が多いので、たくさんは食べられないんですね。
和食はダイエットにいい、というのが常識でしたが、実は煮物類は根菜を使うので糖質が多いんです。
また、トマトやナスなど、実の部分を食べる果菜類も糖質が多めの傾向にあります。
特に糖質が低いアボカド以外、果菜類は食べ過ぎないのが鉄則なんですね。
ほかにも、アスパラやタケノコ、玉ねぎなどの茎菜類も糖質を含んでいます。
1日の糖質は50g前後に抑える事を目標に、糖質が多い野菜にも気を付けましょう。
でも「野菜茹でて食べるの面倒くさい・・・」という人もいますよね。
そんな時はスーパーの冷凍野菜を上手に使いましょう。
イオンやセブンアンドアイに行けば、冷凍のブロッコリーやほうれん草もありますよ。
自然解凍すると、歯ごたえや味の良い野菜が食べられるんですね。
ほかにも、サラダチキンやシーフードミックスも低糖質なので、上手に使いましょう。
ダイエット中に禁止したいのが、糖質たっぷりのお酒や甘いお菓子です。
でも、どうしても甘いものが食べたい、お酒を飲まなきゃいけない場合もありますよね。
そんな時は、コンビニの低糖質に作られたスイーツや、糖質が少ない蒸留酒を選ぶとセーフなんです。
蒸留酒とは、ウイスキーやブランデー、ジンなどのお酒で、糖質が少なく太りにくいんですね。
本当はお酒もスイーツも完全禁止が理想ですが、トレーナーに相談するとアドバイスをくれますよ。
お腹が空いて間食する時は、プロテインやチーズ、ナッツなど、低糖質なものなら食べてもOKです。
パーソナルジムでの食事指導はジムごとに違いますが、だいたいはカロリーや糖質をカットするんですね。
タンパク質はしっかりとって筋肉をつけて、脂肪だけが落ちるように食事を工夫するんです。
3食しっかり食べながらでも、正しい知識で食事制限すれば体重はどんどん落ちますよ。
「とにかくご飯を食べない、ひたすら我慢!」という食事制限ではないんですね。
ただ、痩せやすい食事はその人の体質によって違うので、1度ダイエットのプロに相談するのが正解です。
まずは気になるパーソナルジムのカウンセリングに行って、自分の体質や食事の事を相談してみましょう。