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筋トレをするのに効果的な時間帯ってあるの?

筋トレするなら何時くらいが良いのか、食前と食後どっちが良いか、ちょっと迷いますよね。筋肉を増やすのに1番効率的な筋トレの時間帯とタイミングについてまとめました。

筋力トレーニングが1番効率的に出来る時間帯とは?

筋トレに通うなら出勤前の朝早くか、仕事終わりの夕方にしようか、ちょっと迷いますよね。

運動するなら食前が良いのか食後が良いのか、どのタイミングで筋トレするかも迷うポイントです。

一見小さな悩みに思えますが、トレーニングの時間帯によって筋トレの結果はけっこう変わるんですよ。

当たり前の事ですが、筋力トレーニングは体にとってかなりの負担になる運動です。

体にエネルギーが満ちていて、体にエンジンがかかった「運動するモード」な時間帯がベストなんですね。

それはだいたい何時くらいなのか、運動するモードとはどういう状態なのか、筋トレのベストタイミングについて説明します。

筋トレするなら午後から夕方にかけてがゴールデンタイム!

まず、お昼ご飯を食べてお腹が落ち着いた頃、体には糖質などエネルギーが行き渡っています。

さらに脈拍や筋肉の収縮を管理する器官、自律神経が最も冴えている時間帯が午後なんですね。

自律神経は眠っている時やリラックスしている時は副交感神経というチャンネルになります。

一方で、活動する時間帯には交感神経というチャンネルに切り替わる仕組みになっています。

これは眠るモードと、狩りをしたり獣から逃げる運動モードを切り替える人間の本能なんですよ。

実はこの「運動するモード」の交感神経が冴えている事が、筋トレにすごく大切なんです。

効率的に筋トレするには自律神経の切り替えがポイント

実はこの自律神経を活動モード、つまり交感神経をオンにする効果を医学博士も認めているんです。

ピンチの時にパワーが出る「火事場のくそ力」という言葉がありますが、名古屋大学名誉教授の間野忠明先生は交感神経が刺激された時の例として挙げているんですね。

交感神経が冴えている午後だと、強い負荷で長くトレー二ングできるので筋肉がモリモリ増えるんです。

ちょっと難しい説明でしたが、午後から夕方のトレーニングが1番効率よく筋肉がつという事なんですね。

参考:間野忠明(1994年)運動と自律神経,体力科学43

トレーニング前の栄養補給でもっと筋トレ効果UP

ただ、ご飯を食べたのが正午くらい、トレーニング開始は仕事終わりの午後7時なんて事がありますよね。

そんな時「お腹空いたな、トレーニング終わったら何か食べようっと」というのではいけないんです。

たっぷり筋力トレーニングをした筋肉は、パンパンに膨らむパンプアップという状態になります。

糖質などのエネルギーの燃え残りの物質が筋肉に溜まり、体の水分も呼び込んで膨らむ現象です。

このパンプアップが起きると体が「もっと筋肉を強くしなくては」と感じ、筋肉を育てる成長ホルモンを出すようになるんですね。

つまり、筋肉をモリモリ増やすためには、腹ペコの状態でトレーニングをしてはいけません。

出来れば胃腸の負担にならないバナナやゼリー、おにぎりなど、少しエネルギーを摂ってから筋トレしましょう。

筋力トレーニングしてはいけない時間帯とその理由

トレーニングに良い時間帯がある一方で、時間帯を間違うと筋肉がなかなか育ちにくい場合があります。

しかし、仕事の都合で午後や夕方にトレーニングできない人も多いですよね。

そこでトレーニングに向かない時間帯と、どうしてもその時間に運動しなければならない時の注意点をまとめました。

運動するなら食後や空腹時は避けたほうが良い

トレーニング前の栄養補給のところでも紹介しましたが、空腹状態で筋トレはしないほうが良いんです。

それ以上に良くないのが、ご飯を食べてからすぐに筋トレする事なんですね。

人間にとって、食事を消化するのはすごく体に負担のかかるひと仕事です。

身体中の血液を胃腸に集めて、一生懸命に食べ物を分解するんですね。

そんな体が大忙しな状態で筋トレをすれば、消化に使う体力が不足して消化不良になるんです。

消化不良で体調が悪いとトレーニングどころではないので、これは避けたいですよね。

ご飯を食べたら1〜2時間待ち、お腹が落ち着いたらトレーニングするようにしましょう。

空腹すぎてもダメですが、お腹いっぱいの状態でトレーニングするのもダメなんです。

トレーニング前に栄養補給する場合も、必ず消化に良い食べ物を選びましょう。

心臓の負担になりやすい早朝筋トレも避けたほうが無難

部活の朝練や、仕事前の朝活筋トレは気持ちいいですよね。

しかし、早朝の筋力トレーニングは避けたほうがいい習慣なんです。

眠っている間、人間は自律神経をリラックスモードの副交感神経に切り替えています。

この状態だと筋肉も心臓もゆったり動いており、血管は細く縮んでおり、トレーニングする準備が全く整っていません。

そんな状態でいきなりハードな筋トレを始めると、心臓や血管に大きな負担がかかるんですね。

突然の負担で心臓や脳などの血管が裂けたりすれば、命に関わる状況にもなります。

できれば朝にはハードな運動を避けて、ゆったり過ごすほうが体の負担が少ないんです。

朝に筋力トレーニングするならストレッチを入念にしよう

でも、夕方に時間がなくて朝トレーニングするしか無い人もいますよね。

朝にトレーニングしたい場合は、準備運動やストレッチをしっかり行う事が大事です。

体を徐々に動かす事で自律神経を交感神経モードに切り替え、心臓や血管を目覚めさせます。

朝の筋トレはじっくりゆっくり、いきなりハードな筋トレを始めないようにしましょう。

眠る直前の筋トレで睡眠の質が悪くなる可能性

朝のトレーニングと同じくらい避けたいのが、眠る直前のハードな筋トレです。

運動する事で自律神経の交感神経が目覚め、体中がバリバリ活動モードに入ります。

実は交感神経が活発だと目が冴えて眠れない、眠っても睡眠の質が悪くなる可能性があるんです。

眠れないと筋肉が育たないので要注意

筋トレをする人にとって、眠れないというのは大問題だったりします。

実は筋肉を育てる成長ホルモンは睡眠中に分泌されるので、良い眠りは筋肉の成長に大事なんですね。

眠る前は体をほぐすストレッチくらいにして、体をリラックスさせてぐっすり眠りましょう。

寝る前にプロテインを飲んでおくと、さらに筋肉が良く育ちますよ。

筋トレに効果的な時間帯やタイミングのまとめ

筋トレをするなら午後から夕方、空腹や満腹の時を避けて行うのが良いんですね。

早朝や寝る前のトレーニングは筋肉を育てるのには良くないんです。

それぞれのライフスタイルもありますが、できるだけ午後にトレーニングするようにしましょう。

 
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